メバリングの季節

突然ですが、これなんだかご存知ですか？



分かる人は見てすぐ分かると思いますが、
知らない人にとっては「なにこれ？」じゃないでしょうか？
ワタシも数年前にはじめて見た時はそうでした。

実はコレ、ワカサギ釣りの電動リールなんです。

現在、来月発売予定のワカサギ本の編集作業の追い込み。先日、電動リールの新製品を使ったワカサギ釣りの取材を、山中湖でやってきました。



このワカサギ釣り、子どもでも女性でも手軽に楽しめる一方で、求道的でコアなファンも多い釣りなんです。
あんな小さな魚、と侮るなかれ、かな〜りディープでマニアな世界が繰り広げられています。

親しんでいる方なら当然ご存知ですが、ワカサギ釣りの現在の主流は電動リール。ココ数年のワカサギ人気で、各メーカーから続々と新製品が出てきています。

これまで、ワカサギ電動リールは、専門の工房的メーカーがリードしてきていたのですが、昨年は大手のダイワが参入。今年はついにシマノも参入と、ワカサギ電動戦国時代とでも言うべき様相を呈しています。

さすがに大手はスケールメリットを生かし、初心者が親しみやすいモノをリーズナブルな価格で流通させています。一方、工房的メーカーはコアなファンの要求を満たすべく、マニアックな仕上がりのモノが多い。モノとしての魅力もある、かっこいいリールが出てきてるんです。

●『わかさぎの蔵／LL-2』→メーカーHP



今回の取材で使ったのはコレ。社長さんからいただいちゃったので^^、今年はプライベートワカサギデビューしちゃおー

●『イエティ／エルフィッシュ』→　メーカーHP



これは、日本一の極寒フィールドの岩手県岩洞湖発。
フライリールがモチーフのデザイン性抜群のカッコイイリールです。

●『K-ZAN／桐電動シリーズ』→メーカーHP



会津若松にあるワカサギ工房の、桐製オールハンドメイドの渋いリール。先月取材に行ったのですが、地下の工房で職人が一つ一つ製作してます。

これらの電動リールの先には、ほかの釣りの竿にあたる“穂先”を付けます。これはいろいろな素材で作られていて、だいたい20センチ程度の薄いモノ。これは自作する人も多くかなりマニアな世界。
もちろん、先調子、同調子、柔らかさも様々あり、上述のK-ZANなどはステンレスを一本一本研磨して仕上げている職人芸の世界です。


ちなみに、ダイワのはこれ（シマノのはまだ掲載できず）。

●『ダイワ／クリスティア』→メーカーHP



上記のリールとは明らかにターゲットが異なる、マウス型の可愛らしい電動リール。
これもまた、ワカサギ釣りの世界のひとつなんですね。

手ぶらでもOKだったりする一方で、求道的な世界もある不思議な世界です。
いやあ、釣りってこれだからオモシロイ。

ちなみに、以前ワカサギ取材の帰りに、釣ったワカサギをエサに海釣りをしたところカサゴが大爆釣。。。
ワカサギは海でも効きますよ！


釣りシーズン到来！アジング行くぞ〜〜！
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ちなみにこの本の今年度版の取材です。来月発売予定